ご挨拶
第2回日本CNS看護学会 大会長 田村 恵子
京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻臨床看護学講座
緩和ケア・老年看護学分野 教授 がん看護専門看護師
大会長:田村 恵子

日本CNS看護学会は、20余年の専門看護師(Certified Nurse Specialist:CNS)の活動実績を基盤として、その成果を社会に届けるために2014年5月に第1回の学会を開催いたしました。

このたび、会員の皆様、関係者のご支援・ご協力を賜り、第2回日本CNS看護学会を2015年6月13日(土)に、東京・日本教育会館で開催できますことを、心より感謝申し上げます。

急速な高齢化の進展に伴い、わが国の医療構造は大きな変革のときを迎え、看護の役割は拡大し社会からも大きな期待が寄せられています。
専門看護師は、複雑な健康問題をもつ患者さまやご家族への直接ケア、より質の高いケアを提供するための医療チームへのコンサルテーションやコーディネーションを中心に、多様化するニーズに的確に応えるための看護ケアに関する教育、これらの看護の効果を研究として届けること、などに積極的に取り組んできました。
さらに、昨今の看護師の役割拡大の論議にもあるように、グローバルスタンダードとしての高度実践看護師への発展が求められており、治療と療養過程におけるきめ細やかな患者さまやご家族への支援、医療過疎地での貢献、医療費の削減など、これまで以上に高度な看護実践を目指すことは、社会の要請であるといえます。

このような現状を鑑み、本学会のテーマは
「高度実践看護への挑戦」
といたしました。

このような趣旨に基づいて、基調講演、シンポジウム、パネルディスカッションを企画いたしました。卓越した実践能力を開発するための学習の場としてスキルアップセミナーも開催いたします。
そして、示説では、皆様の研究成果をご発表いただき、活発な意見交換がなされることを期待しております。
さらに、より多くの方が専門看護師に関心を持っていただけるように、新たな企画として「大学院紹介コーナー」「CNSとの交流コーナー」も開催いたします。

専門看護師や専門看護師を目指している方のみならず、高度実践看護やご自分の専門性の向上に関心のある方々、認定看護師として活動をされている方々、また高度実践看護者を活用されている看護管理者の皆様、大学・大学院教育に携わっていらっしゃる教育者の皆様、大学院生や学部生など、全ての方々にご参加いただけます。

多くの看護職の皆様にご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。

ページの先頭へ